海外留学体験レポート E−2
アメリカ・ミシガン州・1年
Y.N.さん(本人) 留学中編・前編 2017年1月掲載

 出発日(2016年8月26日)

集合場所は成田空港でした。集合時間は午後1時半で余裕を持って行くことができました。集合場所では2時間半ぐらいいました。

いざ飛行機に乗ると、座席は3人の塊がいろいろな所に散らばるような感じでした。13時間ぐらい飛行機に乗っていましたが、とっても脚が寒かったです。冬用の靴下を履いていったほうがいいと思います。機内では食事がたくさん出ましたが、お腹にはあんまり良くないと思いますし、便秘になります。

飛行機はミネアポリスを経由して、グランドラピッツに到着しました。ミネアポリスまで大体12時間かかり、そこからグランドラピッツまでは1時間半かかりました。ずっと座りっぱなしだったので、腰が痛かったです。

 現地での研修

グランドラピッツに到着し、バスに乗って30分ほどのキャンプ場に行きました。そこで3日間、現地のコーディネーターとともに研修をしました。

私は着いてから、胃腸炎にかかってしまいました。そのため、2日目の研修を午前だけ受けてホストと対面しました。

次世代リーダー育成道場では、全員が医療保険に加入します。その費用は留学費に入っています。しかし、場合によってはその保険が適用されません。私はemergencyで診察を受けたため、保険が適用されませんでした。このようなことがあるため、一部の生徒は他の海外保険に加入しているようです。詳しくは入校してからのオリエンテーションなどで教えてもらえます。

 ホストファミリーとの対面

いざホストファミリーと対面すると、お父さんがとても強そうでお母さんはとても優しそうな人でした。家と家は、さびれた田舎ではなく、都市部と言っていい地域にありました。Michigan州の県庁所在地のデトロイトにはクルマで約30分ぐらいで行けます。

<家の近くの施設>
施設名 家からの距離 備考
学校 車で3分・歩いて29分 1階建て、道路を挟んだ向かいには大きなスタジアム。
Middle schoolはスタジアムの隣、
Primary schoolは高校の裏。
Primary schoolの横には野球場。
スーパー 車で5分 スーパーで携帯やテレビなども売っている。
隣にはSearsという大きな洋服品店があり、
サブウェイなどのファーストフード店もある。
ガソリンスタンド 歩いて5分 2店舗が道路を挟んで並んでいる。
反対車線にはセブンイレブンとガソリンスタンド。
銀行 すぐ近く&車で10分 住んでいる近くに何軒も銀行がある。
カードを作った銀行はやや遠かった。
郵便局 車で25分 なぜか郵便局は家からとても遠かった。
教会 歩いて5分 ガソリンスタンドの反対側。
モール 車で15分 大きなモール。同じ学年のホストシスターがこの
モールの中華デリで働いている。
H&Mやホームカミングで着たドレスのお店などもある。

 部屋

部屋は、22歳のシスターと共用でした。彼女は障害を持っていたため、大学には通わず施設に通っていました。

 携帯電話

私は日本でauと契約していましたが、auにはSoftBankのようなアメリカ放題はなかったため、現地のスーパーで普通に売っている月$25(日本円だと2500円から3000円)のスマートフォンを買いました。

この携帯ではtextとcallができました。Wi-Fi環境下だったらGoogleとかYouTubeとかも使えます。

 別荘

9月上旬に、North Michigan にある別荘に行きました。近くにある湖で、ボートに乗ったり、泳いだりしました。とても楽しかったです。

 ファーストフード

初めてアメリカのファーストフードを食べたのは、North Michiganの別荘に行った時でした。ホストシスターの誕生日祝いで、フライドチキンのお店に行きました。

 学校

9月6日から学校が始まりました。登校初日は、時間割を決めて、午後からの授業に参加しました。一番上の学年になるはずでしたが、上から2番目の学年になりました。私以外にも次世代リーダー育成道場の研修生が2人いて、高校3年生の先輩もいたためだと思います。私はホストシスターとは年齢が違ったのですが、同じ学年になりました。

学校は朝7時半から午後2時半までで、1教科57分の授業でその間の移動時間は3分でした。1日6時間授業です。ランチタイムはAとBに分かれていて、Aは10時20分頃から、Bは11時20分頃からです。昼食が早いので、午後を過ぎたらいつもお腹が空いていました。

ホストシスターが免許を持っていたので、登校はホストシスターの運転で、2人でクルマです。

 部活動

9月中旬に、学校のバレー部に見学に行きました。私は日本でバレー部に入部していたことをマザーに言ったら見にいこうと言われたからです。同じ学年のシスターもバレーをやっていました。「アメリカ人はみんなガタイが良く、スポーツめっちゃ凄そう」とか思うかもしれないですが、全然そんなことはないです。とてつもないスポーツの強豪校だったらレギュラーにはなれないかもしれませんが、公立高校ならそんなことはないと思います。全体的に、日本よりも選手のポテンシャルは低いように見えました。

同じ学校の道場研修生は、バンド(吹奏楽部)に入っていました。スタジアムで行われるフットボールの試合でしっかり演奏していました。

そのため、留学先の学校でスポーツやバンドをしたいと思ったら、学校が始まる前にホストに申し出た方がいいです。そこで友達ができますし、英語を話す練習にもなります。また、部活に入るためには、病院での健康診断が必須です。病院での診察料は$25でした。

私は、バレー部に入部しました。練習は土日を除くほぼ毎日、18時〜20時でした。ホームゲームの時はいろいろな人が応援に来てくれました。また、飲食の出店も出ていて、ピザやスナック、飲み物も買えました。他校での試合の時は、スクールバスに乗って行きました。

 避難訓練

9月下旬に、学校の避難訓練が、なぜか2回ありました。1回目は2時間目の途中からサイレンが鳴り、外の駐車場に出て点呼をとって終わりでした。2回目は音楽室にいたので音楽室にある衣装部屋で皆んなで座って10分ぐらい待機しました。「実際に火事が起きたら、みんなここから逃げられなくて死んじゃうね」などと冗談を言って楽しかったです。

 英語力

「留学で英語がわかるようになるには最低一ヶ月」と言いますが、私はまだまだでした。聞き取りはなんとなく分かるようにはなりましたが、Speakingがまだまだで、ホストマザーになんでちゃんと話せないのってよく言われます。

以前留学していた道場研修生は、とても早くからSpeakingができていて、たまにSkypeなどをしていました。

 留学1か月の時点での悩み

部屋が1人部屋ではないので、ホストシスターに合わせて、就寝時間がとても早いです。そのため、部屋では夜遅くまで勉強できません。さらに、部活動や家族でお出かけなどがあるため、なかなか勉強時間を確保できません。その結果、なかなか理解できないうちに、学校の授業がどんどん進んでしまいます。

また、ホストファミリーでは、以前の優秀だった留学生と比較されることが多く、困っています。「なぜあなたは、それができないの」とたびたび言われてしまいます。謝るしかなくて、肩身の狭い思いをしています。